理学部祭―銀河下敷き― [A_T]

(1か月も前のお話ですが、)11月17-18日で、理学部祭が行われました。
今年の理学部祭は大盛況で終わることができました☆
来て下さった皆様、ありがとうございますm(_ _)m

理学部祭は鹿児島大学の学園祭を同時に催されるお祭りです。
学科や研究室から一般の方向けにブースを出展しています。

今回は私たちのグループで出したブースのうち「銀河下敷き」についてお話します。

銀河下敷きは天の川銀河がどのような形になってるかを
わかりやすく説明するために企画しました。

銀河は上から見たときと横から見たときで見た目の様子が全然違います。
これが上から見た天の川銀河、Spitzer 望遠鏡の観測結果を基に再現したものです。
MilkyWay.jpg

こちらが横からみた天の川銀河、いわゆる「天の川」です。
夜空に広がる天の川は「天の川銀河を横にしてみたもの」なのです!
milkyway_map_color_d.jpg

これが当日作った作品例、左が私で右が先生が作った下敷きです。
銀河の構造を熟知している先生が描くとより再現性の高い作品になってます(°ω°)♪
MilkyWay_kansei.jpg

興味がある方、ぜひ来年の理学部祭にお越しください!!
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就職活動と研究 [A_T]

ご無沙汰していました。
振り返って見ると前回の私の書き込みから、9ヶ月以上経っていました(^^;)
この9ヶ月いろんなことがあったなぁーと感じています。

人生の転機として大きかったイベントは「就職活動」でした。
そこで今回は就職活動をしながら感じたことをつらつらと述べていきます。

都会に就職したかった私は就職活動のために2ヶ月間も地元を離れて活動していました。
# その間、研究はまったくしていません。。。

その中でいろんな大学の修士の学生さんとお話しする機会がありましたが、
就職活動しながらも研究を進めていたり、学会発表の準備をしている人も多かったですね。
私は就職活動の時期が忙しくなるのを見込んで、
去年の10月下旬頃から急ピッチで研究を進めていました。
人によって作戦はいろいろとあると思います。

また面接では「どんな研究をしているのか簡潔に説明してくれますか?」という質問がよくきました。
# 天文学の場合、ここらの質問に答えるのは結構難しいので、要準備です。

さらに、「その研究が私たちの生活にどう役立っていますか?」というのもよく聞かれました。
毎回、「私たちの生活には直接の関わりはありませんが、天文学的に申し上げますと。。。」
などと言っていました。

結局のところ、就職するとしても研究に打ち込むことは大事!!
ということを就職活動を通じて学びました。

そんな私は来週東京で開かれる研究会に向けて口頭発表の準備中で、
学部生のころから続けてきた研究も目処が(やっと)ついてきたかなってところです。
当日はその研究も交えてた発表もできたら良いなと思っています。
あと一踏ん張りです。
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みんな頑張っている。 [A_T]

もうすぐ大寒がやってきます。
寒さがもっとも厳しくなる時期とも言われていたりしますね。


通年、大学受験のセンター入試の2日間とも重なるので、
どうしてこの時期に入試するんだろう。。。
って受験生のときは思っていました。
# 本当に大寒の時期に寒くなるかどうかは別ですね。

さらに、これから2次試験が待っていると思うと、
まだ気を抜けない状況ですね。


大学でもこの時期は卒論や修論などの提出が目前で、
該当する学生は結構詰め詰めで作業している時期です。
# これを提出しないと卒業できないので、みなさん必死です。

現在私は研究所に出張中で大学にはいませんが、
こちらの研究所にいる学生さんで該当する方は遅くまで机に向かっているように思います。


また、違う学部の友人で国家試験が控えており、
毎日遅くまで勉強しているという方もいます。


最近いろいろと考えが巡ってしまい負のスパイラルに落ちかけていますが、
頑張っている方々のことを思うと、私もみなさんを見習おう!って思えます。


該当するみなさんは体調管理に十分気をつけてください。
そして、本番にベストを尽くせるよう祈っています。

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2012年 あけましておめでとうございます。 [A_T]

あけましておめでとうございます。
2012年になりました。

皆様は年越しをどのように過ごされましたか?
私は、共同研究者の観測補佐のため長野県にある45m電波観測所にて
他の研究者の方々と鍋を囲んでの年越しとなりました。
いろいろなお話が聞けて充実しています。

北半球からだと地平線を這うように登ってくる天体を観測するため、
日本時間おおよそ午前3時ー午前9時の間観測しています。
しかし、ここ二日は風が強かったりちょっとした装置トラブルが相次ぎ
未だ良いデータがとれていません。。。
現在も曇っているので、今夜の観測もちょっと怪しいです。

今回45m電波望遠鏡を使うのが初めてなので、
操作方法を覚えて行きたいと思います。


話は変わり、個人的な昨年の総括と今年の目標を。。。

昨年は多くの人と出会い、いろんな分野で成長でき、密度の濃い充実した年でした。
今年は昨年得たものを活かしながら、自分の今後を慎重に見定めたいと思います。
そして、目標達成に向けて着々とタスクをこなしていきたいです。
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ここ最近の研究について [A_T]

今日は日陰に入ると寒さを覚えました。
だいぶ秋らしくなってきましたね。

ここ最近は夏休みの忙しさに比べると比較的穏やかに生活しています。

しかし、この先のスケジュールを考えると今研究を進めておかないと
後でとんでもないことになるだろうと見越して研究を進めています。
# 先が見えると俄然やる気がでるタイプのようです。

わたしは、
「銀河中の水素分子と水素原子が相転移しながらどのように分布しているか」
を調べています。

近傍銀河をとりあえず8天体解析し終わった今、
解析方法を少し変えてみて、結果がより確からしいものになるように取り組んでいます。

今後は解析しているデータを違う波長帯のものに変えて検証してみようと思っています。

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宇宙の加速膨張の発見で米研究者ら3人がノーベル物理学賞を受賞 [A_T]

今年のノーベル物理学賞が10月4日に発表され、
「宇宙の加速膨張」について研究をした研究者3名に送られましたね。

AstroArts の天文ニュースの記事
http://www.astroarts.co.jp/news/2011/10/05nobel_prize/index-j.shtml

宇宙加速膨張についての記事
http://onogakuenblog.typepad.jp/kitamoto/2009/04/post-8cd0.html

宇宙が加速膨張しているというのは学部1年のときに言葉を教えられ、
なぜそうなるかという理由を学部3年のときに習いました。
# 計算式を使って教えられるのですが、結構難しかった記憶があります。
# 改めてこれを機に復習してみようと思います。

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夏休み総まとめ [A_T]

もう10月になってしまいました。大学は9/30から後期授業が始まっています。
夏休みは8月からおよそ2カ月間あるのですが、
今年の夏も振り返るといろいろと行事満載でした。


7月下旬、
野辺山観測所のUM(users meeting)。
観測所を使う人たちが集まり、「今年はこんな成果を出しました。来年はこんなことします。」
という発表をする場。

8月上旬、
天文天体物理若手 夏の学校@愛知。
大学院生や若手研究者が全国から集まり研究発表をする場。

8月下旬、
八重山高原星物語2011。
毎年鹿児島県の薩摩川内市の入来で開かれる国立天文台施設の一般公開および
鹿児島大学の宇宙物理学研究室が主催する科学実験のイベントが開かれる。

9月上旬、
野辺山観測所来所、
これは研究推進のために個人的に来所したもの。

9月中旬、
日本天文学会秋季年会@鹿児島大学。
半年に1回行われる研究発表会。全国から様々な分野の研究者が集まる。

・・・っと、これらをやり遂げました!
物事をやり遂げるには準備も必要なので、行事と行事の間は準備に費やされています。
おかげさまで研究をだいぶ進めることができました。


9月下旬には、これらを達成した自分なりのご褒美ということで、グアムに行ってきました。
向こうは雨季だったそうですが、行ったときは晴天に恵まれ、
充実した旅行をすることができました。
ココナッツの実をわさび醤油で食べれなかったのがちょっと心残りですかね。

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月曜からは気持ちを入れ替えていきたいと思います。


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秋季年会の(個人的な)総括 [A_T]

他のメンバーが書いているように、9月19ー22日は秋の天文学会が行われました。
台風が近づいていたので、多々心配なこともありましたが、
無事に終了することができました。
この学会に関して個人的な総括をしたいと思います。

・自分の研究発表について
口頭発表は9分間と3分間の二種類から選ぶことができ、
私は3分発表をしました。
70人近い人の前で発表するのは初めてだったので、
緊張してしまい納得いく発表はできませんでした。
# まわりからは堂々としてたよと言われましたが。。。

・他の方の研究発表について
同じ銀河を研究しているといっても、
銀河が太陽からどのくらい離れているものを研究するか、
どの波長で観測するか、
銀河のどの部分に注目して研究するかによって、
研究の話題はたくさんあるのだと感じました。
やはり自分の研究の中で出てきた部分についての発表は興味深く聞かせていただきました。
学部生の人が発表していたのも印象深いです。

・懇親会
この研究会の醍醐味ともいえる懇親会。
今回は、フェリーを貸し切って行いました。
野辺山に来所したり若手研究者向けの夏の学校等で県外でお会いした方々と
私の地元で会えたというのが嬉しくて同窓会気分でした。
そこでさらに知り合いの方も増えて、充実した交流をすることができました。
そして研究に対するモチベーションも少なからず上げることができたと思います。

県外の方からみた鹿児島で印象深かったこととして、
桜島の灰、芋焼酎、ソーメン流し、(甘口の)醤油、しろくま、黒豚しゃぶしゃぶ・・・
を聞くことができました。

次の春の学会は京都で開かれるということでそちらも楽しみです。
参加できるように研究を進めて行こうと思います。

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ここら辺で赴いたところと気晴らしと [A_T]

12日は十五夜でしたが、皆様は月を愛でることができたでしょうか。
私のいる場所、野辺山では霧やら雲やらで月を拝むことはできませんでしたが、
山梨の長坂まで下りたときに雲の隙間から丸い月を見ることができました。
# わざわざ長坂まで下りた目的は月見団子の確保だったのですが、
# 時間も遅かったため全部品切れでした。。。

今回はここら辺で赴いたところのご紹介。

この前、夕方あたり、
観測所周辺の南牧村農村文化交流館「ベジタボール・ウィズ」
という施設の展望台に上ってしばしボーッとしていました。
上から見た観測所ってこう見えるんだと一人納得。

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空を見上げると、驚いたことにツバメが飛んでいました。
この時期にツバメを見るとは思ってもみなかったのですが、
さらにビックリすることに数がスゴい。余裕で100羽は越えていたと思います。
# 写真撮ろうと思ったのですが、携帯の充電がなくなってしまいました。。。


別の日には、「吐竜(どりゅう)の滝」という滝の名所にも行ってきました。
こちらも夕方に訪れたのですが、夕暮れと相まって非常に涼しく心癒されました。

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何事もそうだとそうだとは思いますが、
物事をこなしていく過程で気晴らしは非常に大切だと思います。
ここ最近は研究を巻いて進めていたので、
ちょいちょい気晴らしをしないとモチベーションを維持できませんでした。
私の場合は球技系の運動をする方が向いていそうだというのここ最近の感想です。


19日は秋の天文学会が鹿児島で行われます。
自分の研究発表とマイク係等のアルバイトをしつつ他の研究者の発表を聞く予定です。
上手く気晴らしをして臨みたいと思います。

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お久しぶりです。 [A_T]

久しぶりにブログを書かせていただきます。
現在、研究推進のため長野の野辺山にある観測所に滞在しています。
その観測所は標高1300mくらいの高地にあるため、夏でも冷房要らず。
観測所の周りはレタス畑が広がっているのどかなところです。
機会があれば、その写真も撮って載せたいと思います。

現在夜は半袖だとだいぶ寒さを感じるようになりました。
(昨日の夜半袖で散歩してたら手が冷えてしまいました。。。)
鹿児島からこの場所に来ると毎回服装で失敗してしまいます。

観測所についてのHPはこちら、
http://www.nro.nao.ac.jp/

何か写真を載せようと慌てた結果、
この観測所での自分の研究机がどのような感じになっているかを公開しようと思います。
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(本当はもう少しプリントやテキスト、筆記用具が散乱していたりしますが。。。)
人によって机の上に載っているものは様々だったりします。個性の見せ所です。

・ 左側の白いノートパソコンが私が5年愛用しているFUJITSUのPCです。
(新しいPCを購入したので徐々にそちらに移動する予定。)
・ 右の黒いモニタはノートPCの画面が小さくて研究の作業がしにくいので、作業場所を拡張するために使用しています。
・ 手前のタンブラーは私にとってマストアイテムです。大抵、緑茶かコーヒー、たまに紅茶が入ります。
(このタンブラー、長野で購入した北海道のご当地タンブラーですw)
・ 単純作業の繰り返しをするときには音楽を聞きながらすることもあります。

黒いモニタの中に映っている黒くて白い文字がつらつら並んでいるのが「研究スペース」です。
ここからコマンドを打って、コンピュータに向かって直接指示を出してデータを解析しています。
(このコマンドを覚えたりするのが最初だいぶ苦戦しましたが、1・2年すればある程度大丈夫になります!慣れです。)
そして、白いPCにあるカラーの分布が「銀河」です。

これは銀河中に水素原子がどのように分布しているかを表しています。
本当は銀河中心あたりに水素分子の分布が等高線で引いてあるのですが、、、見にくいですね。。。

私の場合はこのような環境で研究を進めています。
もうすぐ研究会があるので、巻いて頑張ろうと思います。。。。

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